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翌日、昼食をすませると、ラクスに誘われ、リュウシは近くにあるという海に向かう。
少し丈の短いドレスを身につけてはいるが、靴はハイヒール。
ラクスは、この日も白いスーツ。そして白い靴だ。
2人で歩いて出かけたため、リュウシは途中で足が痛くなってしまった。
「…っ、ラクス様、足が…」
痛みに顔をゆがめるリュウシを見たラクスは、ガバッとお姫さま抱っこをした。
「!!?ラクス様!!?」
「リユ、しっかりと、つかまっているんだぞ」
ラクスは微笑むと、上を見上げた。
そして…
ふわりと浮かび始めた。
「ひゃあっ…う、浮いて…」
リュウシは驚いて、ギュッとラクスにしがみつく。
ラクスは浮き上がると、そのまま浜辺へと移動し、砂の上に降り立った。
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