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「リユ、また、近いうちに海に行こう」
「はい…ラクス様」
海から帰り、リュウシの部屋で話をする。
すると、ラクスが急にリュウシの目を見つめた。
「リユ、私とした事が…妻に大切な事をし忘れていた。すまない…」
リュウシは、突然の言葉に首をひねった。
「リユ、目を閉じろ」
「え…!?」
言われるままに目を閉じると、唇に何かが触れる。
「!!」
そう、それはラクスの唇。なんと2人は、まだキスを交わしていなかったのだ。
唇を離すと、ラクスは、リュウシを抱きしめた。
「リユ、愛している。ずっと私と共に生きてくれ」
「…は、はい、ラクス様…」
でも、ずっと…一緒にいられるわけはない…
僕は男なのだから…きっとすぐにバレてしまう。
そうしたら…
ラクスの腕の中で、そんな思いを浮かべるリュウシだった。
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