嘘つきなお嫁さん

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  しばらくして、ラクスが下着だけ身につけてバスルームから出てきた。 長い髪は、乾かされた状態で束ねてはいない。     「リユ、恥ずかしいか?私の下着姿は初めてだろう。しかし、お前は妻なのだからな。 私が、ここへ呼んだ理由もわかるな?」   「はい…」     リュウシが、うつむきながら返事をすると、ラクスはリュウシを抱きしめた。 そしてキスをする。     ラクスは、そのままリュウシをベッドに寝かせると パジャマのボタンを外し始めた。     (ああ、もうダメ…!!)     目を瞑るリュウシに、ラクスは言った。     「リユ、目を開けるんだ」    そのラクスの手は、ボタンを真ん中辺りまで外した所で止まっている。     「これは、一体どういう事かな?リユは男のような体をした女性…なのかな?」    その声は低く、怒っているように聞こえた。    
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