お嫁さんは、女装した王子!!

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  「では、私は、これで」   「ああ。これほどに美しい方を嫁にくださり感謝する」       それは、とても小さな国とその隣国の話。   ある日、隣国の王に、国の中で、とても美しい女性を1人、嫁にほしいと言われた王。   しかし、若く美しい女性は、皆、嫌がる。   そこで王は考えた。自分の三男は中性的な顔をしているから、女装をさせ嫁に出そうと。     「うそでしょ!!?そんな事!!」     戸惑う三男のリュウシをよそに話を進め、今日は、その嫁入りの日。     満足そうな隣国の王の横で、戸惑うリュウシ。 美しいドレスを身にまとい、化粧をした姿は女性そのもの。     そこに、結婚相手の男性がやって来た。 お尻の辺りまである金髪を1つに束ね、整った顔立ちの男性。 白いスーツを身にまとう。      「父上」   「おお、ラクス。この方がお前の妻となる。名は…」    「リ…リユです。リユと申します」   慌てて答える、リュウシ。
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