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「ぐ・・・・・・」
弾き返された衝撃で、バスターソード改をはじきとばされてしまった。
さらに、バサルモスが突進してくる。
足の骨がおれたのか、立つことができない。
――おれは死ぬのか。そう思うと、突然「恐怖」が襲ってきた。バサルモスの外殻が、こんなに堅いとは、知らなかった。
「どこのどいつだよ、バサルモスなんかで負ける奴は」
そんな声が聞こえた。そっと顔をあげると、背が高い二人の男が立っていた。
「おうおう、誰かと思えばまだ少年じゃないか」
先程の声とは別の声が聞こえた。
最初に声を掛けてきた男がもっていたのは、《天下無双刀》だ。
男は、《天下無双刀》を「いやー!」と叫びながらバサルモスに振り落とした。
ギャオオーン・・・・・・・・。あんなに堅かった外殻を、《天下無双刀》がいとも簡単に斬った。
もうひとりの男は、ガンナーであった。武器は、《超イャンクック砲》。希少な《青怪鳥の耳》を使った武器だった。
「行くぞ!」そうガンナーの男が叫ぶと、《天下無双刀》を振り回していた剣士の男が「おう!」と返す。
ドーン!鋭い発射音と共に、貫通彈が放たれた。
貫通彈は、バサルモスに命中すると、爆発した。
それが、1発、2発、3発・・・・・・・。たまぎれになってリロードしている間に、また《天下無双刀》が舞う。
すごかった。バサルモスが、たった数分でドーンという地響きを立てて倒れた。
「ふー。やったか」
「――のようだな」
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