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二人の顔が笑顔になる。
「こ、これが、チームプレー・・・・・・」
ジークは、思わず呟いた。そして「――あなたたちは、どこから?」と、二人に訊いた。
「ん?俺たちは、《タバルババ》の街から来た」
タバルババ――。その街の名は、聞いたことがあった。ココット村にもある、《ハンターズギルド》の本部がある街だ。即ち、「ハンターの街」なのである。
「フーン。こんな少年がバスターソード改を使っているなんて。ん?装備は、《ハンターシリーズ》か?」
そう、ガンナーの男が言った。「俺はカイ・エルブレド。このパーティーのリーダーだ。で、《天下無双刀》使いは、ハル・ガルズだ。ま、もう会うことはないだろうがな」
「お、俺はジーク!」
「ジークか。ま、タバルババにくる機会があったら、そんときはよろしくな」
そう言うと、二人はさっさとたたさった。
ジークは、帰りの馬車の中で、ずっとあの二人のことと、「街」について考えていた――。
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