第1章 見えざる飛竜

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バサルモスがいるというエリア2へは、大きく迂回しなければならなかった。 エリア1を抜けると、そこは灼熱の場所であった。ここの暑さは、尋常ではなかった。 足早にエリア1を抜ける。そこは、もうエリア2であった。 イノシン型のモンスター、《ブルファンゴ》は、そこにはいなかったが、そのかわりに巨大昆虫(ランゴスタ)がいた。 ランゴスタは、不気味な羽音をさせながら、ジークに近寄ってきた。 ――本当にうっとうしい。小さく舌打ちをする。ほっとこうとも思ったが、飛竜戦となれば、厄介な敵となるので、素早くランゴスタを退治した。 バスターソード改を当てるたびに、ランゴスタの体は四散した。数秒もすると、地面にはランゴスタの残骸でいっぱいになった。 ――そして、ジークは怪しい岩を見つけた。小さく、3つの岩が連なっている。 試しに、《大タル爆弾》を近くに2つ設置して、《小タル爆弾》で点火させた。 ドォォォン!すざましい爆発音が鳴り響く。 ゆっくりと、その巨体はその姿を現した。大きさは、飛竜(リオレウス)ほどではなかったが、それでもでかかった。
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