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そっと目を開く。
カーテンが開く音がして、朝日がさぁっと部屋中に広がっていった。
それを合図に私は、ぐーっと伸びをしてベッドから立ち上がり、髪をボリボリと掻く。
いつものように寝癖で乱れた髪を、意味も無く直そうと試みるが、やはり水をつけないと意味が無かった。
チチチッと何かの鳴き声が聞こえる。
耳をすましてみると、鳥のさえずりだとわかった。
可愛げに鳴いている。
窓へと目をやると、空は雲ひとつない快晴。
空が青い。
窓が開けられ、心地よい潮風が、ふわっと入てきて、私の意識を徐々に覚醒させてくれる。
窓の左側に飾られている名前の知らない赤い花も、潮風に揺らされ気持ちよさそうだ。
ふうとため息をつき、気持ちを落ち着かせる。
窓の近くにまでいって外の景色を眺めた。
窓から見える海は、太陽の光が反射してキラキラと輝いている。
太陽の光が眩しい。
私は、しっかりと目を覚まそうと、太陽の光を顔いっぱいに受けとめた。
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下の方に目をやると、庭に雑草が元気よく生えている。
そこには、4羽の小鳥が戯れていた。
さっき鳴いていた鳥だろうか。先ほど聞こえた鳴き声をあげながら西の空へと飛びたっていった。
鳥が飛んでいった方を見ると、海沿いに民家が連なっていた。そこにあるコンクリートでできた家も、太陽に照らされ、真っ白に輝いている。
ああ……
最高の朝だ。
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