プロローグ

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声が聞こえる 「人は なんて愚かな 生き物なのだろうか 過去の歴史から 学ぶ事を知らない」 また違う声 「過去の過ちを 清算する事はできない だからこそ 同じ過ちを 繰り返さぬようにすべきなのに」 人種差別 宗教問題 経済問題 政治腐敗 金権政治 消えぬ犯罪 人々の欲望 偽(いつわり) 虚(むなしさ) 実体の伴わぬ殺伐とした世界―― ――そして 変革の時 繰り返される悲劇 巡る欲望 弱者の叫び 聞こえぬ声 届かぬ思い 全てを遮断し閉じられた小さな思想 狭い価値観 愚かなる正義 正しい悪 見えなくなる真相 始まりは 終着点で見出される 埋められぬ後悔を 見つけた時に
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