―Offer hand of refusal 差し出す手と拒絶

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「離せ。私に触るな」 彼の手を強く払い落とした後私は店に出勤した 「ンッ……ハァッハァッ…」 Kissをして男が自分の思いのままに私の体を触っているのをされるがままにしている そして、男は微睡(まどろ)んだ表情でまた私にKissをせがむ 「ンッ……クチュ……」 口の中に溜まった唾液が互いの舌を伝う そして、男はまた胸を 陰部を舐め回す 「アッ……」 クチュ…クチュ… 「アッ……アッ……」 男のベルトを外す音が聞こえ 太くなったのを射れられ激しく突かれる 「アッ……アッ……ハァ……」 そうして、その行為を相手を換え幾度となく繰り返した後私は勤務先の店を後にした もう日付は変わっていた… 気まぐれに彼と最初に会ったバーに立ち寄るとなぜか店内の奥にある部屋に誘われた 迷わず男の誘いを受ける 部屋に入ると男は早速、後ろから私の太股(ふともも)辺りを手で上に向けて這わせ始めた シルクの素材の赤のドレスの足元をたくし上げ 私の腕を掴み乱暴にベットに押し倒すと貪(むさぼ)り始めた 「ハァッハァッ………」 つくづく、意味のない行為だと思う そして、はだけた格好のまま部屋を出ると また、ベットへと誘われて部屋へ戻ろうとすると誰かが私の腕を掴んだ 「行くな……」 彼だった そのまま私は引きずられるように店の外に連れていかれた 「離せっ!!邪魔するなっ」 「いいから来いっ!!」 精一杯の力でその手を振りほどいて 彼に平手を食らわせた パンッ!! 「私に……関わるなぁ……」 気づくと私はそう言いながら泣いていた…… そんな私を彼は優しく抱き締めた 「………離せ」 「いや、離さない。離すとお前はロクなことをしないからな」 「………離……して……………くれ………」 そんな彼の胸に体を預けるしかなかった それでも抵抗しようとする私の声はか細いものだった
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