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夜が明け肌寒さに目を覚ますと
少しの間ボーッと目の前を見つめ
意識をはっきりさせてから自分の部屋へと上がった
古いタイプの鉄骨の階段に
やっと人が住める状態の部屋
私は部屋に戻り服や部屋にある私物をすべて捨てた
シャワーを浴び服を着替え
必要な服を買った
部屋を引き払い
睡眠がとれるぐらいの安い部屋を借りた
そして夜の街を彷徨っていると
彼に会った
「もう少しいなよ。」
「悪い、予定があるんだ」
視線が合い、何となく彼から視線が外せなかった
彼女の左の鎖骨にはクロスのタトゥが彫られていた
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