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「いつまで入り口をふさいでるつもりだ?ルー」
部屋の奥から別の男の声がした
「別にそんなつもりないって クレトは気が短すぎるんだよ」
「隊長か大佐って呼べっていつもいってるだろ…」
ルーと呼ばれた男は笑いながら答えるも声の主が苛立っているのは明らかだった
「とりあえず入りなよ」
「はい…」
ルーに急かされ部屋の中へ足を踏み入れた
部屋の中は中央にソファーのような椅子が5つ
そして奥には大きなデスクが1つ
というシンプルなものだった
デスクのとこには男が座っていた
紺色の髪で右目が隠れておりルーと同じくらいの歳にみえた
先ほどクレトと呼ばれたのはおそらく彼だろう
彼の前まで歩を進め止まったのと同時に右手で敬礼をした
「本日よりスローターになったロラン・エフィンジャー少尉です」
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