記憶

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綺麗な夕焼け 丘の上に子どもが二人 少年と少女 なぜか少年は泣いており、少女は少年の頭を撫でて慰めている 「いかないで…リンとも…うあえないな…んて…やだ…やだよ」 少年は泣きながら少女に思いを伝えた 「私だってやだよ?でも私をひきとってくれる人がみつかったから…」 「…わかってるよ…でも」 「大丈夫だから。今は無理でも大きくなったらきっとアルスにあえるから…」 そういったリンの顔は今にも泣き出しそうだ 「ホント…?」 「うん。大きくなったら楽しいとこにいっていっぱい遊ぼ?」 「約束だよ?」 「うん」 そういって二人は指切りした 「次にあったときちゃんと私のことみつけてよね」 「僕のこともね」 二人に笑顔が戻った 最後は笑って「サヨナラ」をいいたい …いや、またあうから「またね」かな 「リン…」 アルスがなにかしようとした瞬間 光に包まれた
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