2人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
私は、貴女のことだけを、永久に、永久に、愛するの。
貴女が、とても、とても、愛しいから。
だから、貴女の命令は何でも聞くのよ?
一般的な所業から……お掃除(コロシ)だって、きっと、厭わない。
だって貴女の為だもの。それくらい聞いてみせるわ。
でも、こんな愛、重いって思うでしょ? 殺しちゃいたいくらいに。
いいのよ? 私如き、殺しちゃって。むしろ、貴女に殺されるなんて、
とっても、幸せ……。光栄の極みよ。ありがたき、幸せ、だわ。
でもね、一つだけ、そう、たった、一つだけ、注意して欲しいの。
もしも、貴女が私を殺す、という時は……
「抵抗するな」って命令して頂戴? そうじゃないと、
愛しすぎて、愛しすぎて、貴女のこと、殺しちゃうと思うの。
だって、素敵じゃない? 私は絶対刺殺がいいと思うの。
白い肌が深紅に色付く様、とても、とても綺麗じゃない。
何よりも、叫び声がするじゃない! 断末魔が、聞けるじゃない!
こんな愛、やっぱり、重いかしら。こんな愛は重すぎる?
でもね、私は、こんな愛しか注げないの。
だからね、貴女を、私がいなくちゃいられないようにするの。
どんなお願いも聞いて、私がいないと不便なまでに。
離れたい? 離れられないんでしょ?
だって、もう、貴女は私がいなくちゃ生きれないじゃない?
そしたら、ずっと、ずっと、永遠に一緒ね!
嬉しいわ……。死んでも、一緒よ……?
最初のコメントを投稿しよう!