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高校のⅠ学期の終業式も終わり、明日から夏休みになろうとしていた…。
クラスメイトは「ねぇ成績どうだった?」
「夏休みどっかいこう♪」
などお決まりの話題で騒いでいる。
しかし、なぜか太一は一人でぽつーんと空を見上げていた……。
太一はクラスからいじめにあうわけでもなく、それといってクラスの中心になるような奴ではなかった。
が、それなりにちゃんとした友達…親友と呼べる程なかのいい友達もいた。
しかしこの時太一はなぜか一人だった。
修吾「お~い太一~」
修吾は先程いった親友の一人であり太一がここに来て出来た初めての友達。
修吾「どうした??空見て黄昏れて…(笑)」
太一「調子がわるくて…な…」
修吾「調子が悪い~?真面目に勉強のしすぎだろ♪(笑)」
太一「まぁな♪(笑)」
修吾「まぁ無理するなよ!?がり勉君♪」
太一「わかってるよ♪(笑)」
修吾は太一が心を許せる数少ない親友…。修吾も太一は親友と思っていた…。
そんな会話が続いていき……
なんだかんだで学校の終業式が終わった。
太一は高校からさほど距離のない家まで歩いて帰った。
ガラガラ………
太一「ただいまあ。」
そう太一が言うと奥からこの声をまってたとばかりに……
ダダダタ……
おばあちゃん「あら、お帰り太一。」
「暑かっただろ?冷たい飲み物作っておいたよ。」
太一「あぁありがとう…でも今日調子が悪いから少し寝るよ…。」
おばあちゃん「そうかい…なら何か薬いるかい?」
太一「多分疲れてるだけだと思うから大丈夫だよ♪」
おばあちゃん「ちゃんと休むんだよ!」
太一「わかったよ♪」といい、二階にある自分の部屋へ入り…ベットに倒れ込んだ……。
疲れたせいか、睡魔が太一を襲い……
そのまま太一は眠ってしまった……。
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