イモオ

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ふと、時計に目をやると、既に8時を回っていた。 「やべっ!」 俺は慌てて学校の準備をした。 そう…… 俺は普通に学校に通う高校一年生。 「朝ごはんできたわよ」 下の階から母さんの声が聞こえてた。 「遅刻するから!」 俺はそれだけ言うと階段を駆け降りて、玄関で高校入学と同時に買ったまだ新しい靴を履き外へと飛び出した。 「よぅ、イモオ君じゃありませんか」 家を出てすぐに俺は嫌なやつに捕まった。 長身に金髪、学ランを着くずし、耳にはピアス、それ以外にも金属類がジャラジャラ。 明らかに不良といった見た目の奴が僕を呼んだ。
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