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「こ、れ、だ、け?」
高瀬は一音、一音はっきりと発音すると、僕の頭をアスファルトへたたき付けた。
俺は痛みに耐えながら小さな声ですいませんと言った。
すると高瀬の手が止まり再び顔の前へ手が差し出される。
俺は財布から残りの四万円を高瀬へと渡した。
「最初からそうすりゃいいんだよ」
高瀬は笑いながら俺の上からどくと回りを見渡しながら叫んだ。
「もうこいつやっちゃっていいぜ!」
高瀬の言葉を合図に四方八方から不良達がゾロゾロとやってきて、俺を囲んだ。
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