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そして、月が伸ばした掌に、ゆっくりと乗った。
(……?)
まず、違和感を感じる。
紙飛行機の形が、微妙に月が折ったのと違うのだ。
風で形が変わったのだろうか?
けれど、風などで形が崩れるような紙飛行機ではなかったはず。
不思議に思いながらも、月は、紙飛行機を開いた。
するとそこには…。
「……ウソ……っ。」
月の書いた文字ではない、別の誰かの文字が…書かれていた……。
かくして、物語ははじまる。
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