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「指令者を特定すればいいだろ?発言や行動に制限はあるけど、方法はある…そんで、望のものを【指令者を助ける】にすれば、全員が助かる!」
《ほう…盲点のラインに気づくか。どうする…》
「誰がそんな不安要素に賭けるんだ…」
倭がボソッと呟く。
「不安要素ってなんだよ?全員助かるだろ?」
「馬鹿が!指令者にしたら全員敵なんだよ!そんな奴が、その不確定な可能性に賭けないだろ!」
倭が怒鳴る。
全員が黙ってしまった…
「俺が助けるよ…もし、指令者を助ける願いが駄目なら、俺が代わりに強制執行される願いをする。これで大丈夫だろ?」
「……駄目!」
「嫌です!」
「ふざけんな!」
縁、マナ、氷の三人が同時に叫ぶ。
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