15人が本棚に入れています
本棚に追加
ほのかに甘い空気がアタシと利玖を包む。
お母さんは毎日のように繰り返されるこの光景に呆れたのか、黙々とグラタンを食べる。
そんなお母さんの横で、"よかったなー、利玖!"、と毎度喜ぶお父さん。
利玖はえへへ、と照れる。
アタシはバッと利玖からグラタンに目線を移し、キラッと光るスプーンをグラタンに突きつける。
そして待ちに待った、いや!待ちに待ちすぎたグラタンの一口を口に入れる。
その瞬間アタシには天使が見えました。
.
最初のコメントを投稿しよう!