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「ふふふーふっふー…」
夕飯を食べ終えて30分後。
アタシはソファーに寝転がりながら漫画を広げていた。
グラタン食べたし漫画面白いし、寝転がってる……!今日はイイ日だよー。
ついつい鼻歌を歌っちゃうほどに。
「あら?きれちゃってる」
台所の方からお母さんの声がする。
アタシはよいっしょっ、と体を起こし目を細めながらお母さんの方を見る。
そんなアタシと目が合ったお母さんは、少し微笑みながら近づいてくる。
「智衣ー、砂糖がきれちゃてるから近くのコンビニで買ってきてくれないかしら」
お母さんは暗いのが苦手で夜になると外には一歩も出ない。
だからアタシと利玖はよく夜のお使いにいかされる。
ほんとに参ったよー。
子供じゃあるまいんだから…………。
「へいへい。行きますよ」
イヤっていってもどうせ行かなきゃなんないんだから始めから了承する。
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