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「んなっ!こんのー…っ」
むきになったアタシは水溜まりを避けるのをやめてダッシュで走った………が。
そんなアタシを見てそいつも走り始める。
この道はめったに車が通らない為、アタシたちは無我夢中で競争を始めた。
抜いたり抜かれたりの繰り返し。
誰かがこの光景を見たら確実にアタシたちを馬鹿だと認定するだろう。
走り始めて1分後、コンビニの灯りが見えてきた。
無意識に足が速くなる。
きっと今凄い顔してるだろうなー、とか思いながら傘を閉じる。
そしてその勢いのままコンビニへ入る。
店員は驚きながらもしっかり、いらっしゃいませと言う。
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