隣の住人

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「なんだお前!バッカじゃねーの!?」 そいつの歯並びの良い白い歯がアタシにこんにちわと挨拶している。 「こ、こんにちわ…」 歯に向かって手を振るアタシにぎょっとしたそいつは、アタシの腕を掴み、店の奥の方へ連れて行く。 そしていきなりアタシの頬っぺたを両方引っ張った。 「いひゃひゃひゃ…、なにしゅんのよー!」 「いきなり馬鹿みたいな声出したり、口に向かって挨拶する奴は初めてみた…!ネジ取れてるのか!?」 「取れてにゃいよー!しょれより、いひゃいかりゃ離しぇ!」 変人変人変人と連発して、いつまでもアタシの手を離さないから、アタシは両手でそいつのお腹をくすぐった。 「うわっ!」 すると、いとも簡単に頬っぺたは解放された。 .
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