アタシの1日

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一度だけ、"なんで彼女つくんないの?"と聞いたことがある。 返答は、"僕姉ちゃん以外と付き合うきないから"のひとこと。 まあ、好かれて悪い気はしないから別にいいけどさ。 「漫画のキャラのことだよー?現実の世界でアタシが認めている男の子は、利玖!君しかいないから安心せいっ☆」 ニコッと笑いながら利玖を抱き締める。 すると利玖は予想通りの反応を見せてくれた。 顔を真っ赤にして少し震えている。 「ね、ねねね姉ちゃん!ゆ、夕飯食べにいこっ。お母さん待ちくたびれてるだろうしっ」 利玖はアタシからバッと離れたと思ったら、アタシの後ろに回り込み背中を押しながらアタシを1階に連れていった。 .
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