FILE.1 文学作品の暗号 事件編

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「リンくーん、フウちゃーん!」 (誰だ?) 「あ、ゾロくん!」 (誰だこいつ?) 「どうしたのリンくん、まだ僕のこと覚えてない?」 黙るリン…。 「お兄ちゃんのクラスにこの前転校してきた斎木 ゾロ(サイギ ゾロ)君じゃない!」 「…あぁ!」 (あの無駄に話し掛けてくるやつか) 「早く覚えてくれると嬉しいな。」 「あぁ。」 「じゃあゾロ君、一緒に帰ろうよ!いいでしょ?お兄ちゃん?」 「あぁ。」 「ありがとう、リン君、フウちゃん!」 (こいつ、フウと仲良くなりたいんだな?別にいいけど… すでに名前知り合う仲らしいし。別にいいけど…) リンは、再び漢和辞典に目を戻した。 仲良しのフウとゾロ 漢和辞典と仲良しのリン リンは精読できて、フウは話し相手が出来て嬉しい だが、リンの精読を破壊する発言がリンの耳に入った。 それはゾロの言葉。
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