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「そこまでですよ」
黄瑠「さ、咲人!!」
いつのまにか2人のそばで、
腕を組み、冷静な態度で2人を見る咲人の姿があった。
咲「俺が気付いてないとでも思いましたか?」
瑠「ふんっ、こうゆう事が起こるのは全部想定内だ」
慌てる事なく瑠樺は視線を咲人からそらさずに黄泉を呼んだ。
黄「何…?」
瑠「咲人は俺が食い止める。
だからオマエはそれを持って逃げるんだ。」
黄「でも!…そんな事したら瑠樺さんが(ましてや俺が)…!!」
瑠樺はフッと笑うと黄泉を見て言った。
瑠「大丈夫。
愛するお前の為だ、なんだってするさ」
黄泉は一瞬目を少し丸くさせれば
ギュッと袋を握りしめた。
そして、
黄「……瑠樺さんッ…ありがとう……!!」
黄泉は思い切ってその部屋から出ていった。
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