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そして咲人は暫く静かに笑うと続けた。
咲「良いところをついてきましたねぇ
でも日を誤ったみたいだ」
瑠「何?」
咲「ぞじーさんね?
この前PSP壊しちゃったんですよ」
瑠「ま…まさか…」
瑠樺の顔が段々とひきつり始めた。
咲「そのまさかです。
昨日オフだったからそのPSP修理に出したらしくって、
今日仕方なく貸してあげたんですよね。
俺今ipadに夢中だし丁度いいやって」
そして、その証拠に咲人は自分のポケットからメモリーカードを出して瑠樺に見せた。
すぐにしまうと、
次にどこからともなくでてきたものは―――
咲「あと…これ、何でしょうね?」
瑠「そ、それは
俺のモー娘。のポスターと写真集…!!!」
それは瑠樺が愛してやまない、モー娘。の写真集とポスター。
咲「可哀想な人…
貴方が俺に勝るものなんて何一つないのに……
これ、燃やしても構いませんよね?
こんなのばっか観てて仕事サボられても困るし―――」
そういいながらライターに火をつける咲人。
瑠「あ゙―っ!!!
ちょ、待て!燃やすな!!」
咲「じゃあちゃんと仕事してくれますか?」
瑠「するから」
咲「もうゾジーさんのお腹は諦めますか?」
瑠「………」
咲「燃やします。」
瑠「分かった諦めるから!!」
結局黄泉よりモー娘。をとった瑠樺に
咲人は見下した目で冷たく笑い、
ポスターと写真集をゴミを捨てるかのように投げ捨てた。
咲「最初からそうしてればいいんですよ蛆虫が。」
そしてその場を去る咲人。
ドアが閉まる音はどこか寂しかった。
瑠(アイツ…いつか絶対コロス!!!)
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