これが僕らの世界

2/4
59人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
ここは『未来都市』にあるとある街のとある部屋 [V6]という、所謂都市における『J's』という表向きは情報局 実際は[国家特殊機密精鋭機関]という大きな機関の所属第四部隊[V6]のリーダーである[坂本昌行]の大声が朝から部屋中に響く 「ごう!ごう!?」 「煩いよ坂本君」 メンバーの一人である[三宅健]がさも煩さそうに顔をしかめた 「あー…健、ごう知らないか?」 「知らないよ!俺いつでもごうといるわけじゃないし」 そう言って視線はまた手元のゲームに戻ってしまった 「どないしたん?朝から賑やかやな」 一部始終を見てたのに今だ事態が分かっていない[岡田准一]が呑気な声で健の隣に腰掛けた 「あ、ポケモンやん」 「見るなら黙ってみろよ」 「お前らなぁ…」 「あれ、坂本君 ごうなら井ノ原と出掛けたよ」 坂本が半眼になりかけた時、[長野博]が何でもないことのようにさらりと答えた そのまま長野は部屋を出て行く 手には「グルメナビ」と書かれた本 「……………」 自由すぎるメンバーに坂本は長い長いため息をついた .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!