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嬌「彼女の名前は?」
美月「…解らない。名前だけは誰も知らないの。」
嬌「そうなんだ…。その後男性はどうなったの?」
美月「男性は女性と結婚し二人の子宝にも恵まれたわ。だけど、その幸せは長くは続かなかった。」
嬌「彼女の…呪い…?」
美月「ええ。寒い真冬の夜、夫婦の耳に何処からともなく歌声が聴こえてきたの。透き通るように綺麗な歌声が…。」
嬌「彼女の…歌声?」
美月は無言で頷く。
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