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美月「ええ。当然、彼女は酷くショックを受けたわ。それでも、彼女は彼を信じた。だから彼に真相を確かめに行ったの。」
嬌「それで…?」
美月「彼女の話を聞いた彼は言ったわ。
“お前は確かに美人だ。でも、もう若くはない。先の事を考えたら、やはり若い娘のが良い。お前とは、もう終わりじゃ。俺の前から消えてくれ。”
と。」
嬌「酷い…。彼女は…何歳だったの?」
美月「二十歳よ。」
嬌「二十歳?!! 十分若いじゃん!!」
美月「現代ではね。その時代では、13歳から結婚出来たのよ。」
嬌「ぇえっ?!!」
美月「相手の女性は15歳。でも、数年一緒に居たのだから簡単に諦められる訳がない。しかも、彼女は彼との子を身篭っていたの。」
嬌「妊娠…してたって事?」
美月は黙って頷く。
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