プロローグ

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僕の名前は辰川 総どこにでもいる高校2年生。 僕は今、ビルの屋上に行くために階段を上っている。 なんのタメかって? そんなの決まっている、 飛び降りるんだよ。 そう、いわゆる自殺ってやつかな。 こんな夜中にビルの屋上に人なんているわけない。 そう思いドアを開いた。 でも、そこには女の子が立っていた。 フェンスを乗り越えて、後一歩で落ちて死んでしまう所に…。 普通っていうか自殺をする人が普通なわけないが、こんな時は『あの人も自殺か』とか『邪魔はしないでおこう』って思うのかな? でも、さっき言った通り自殺を考えていた僕が普通なわけがない。 僕は走り出していたのだから… 彼女を助けようと……。
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