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今は昼休み
遊び(歓迎会?)に行くのに真理亜を連れて行くのは保留になった。
その話もあるから僕は志野に用があるんだけど…
「ハハハ、昨日はな~」
「ハハ、アレは面白かったよな!」
志野の周りには男友達がいて楽しそうにお喋りをしている。
バスケ部の仲間だろうか…
あの中に入っていくには何かと気まずい…
まぁ、後ででいいか。
あ、ちなみに志野は僕の列の1番前だ。
そんなことはいいとして…
総は隣の真理亜を見た。
真理亜は1人で朝、僕が作った弁当を広げていた。
「あの~、九重院さん?良かったら一緒に弁当食べませんか…?」
僕が真理亜の様子を伺っていたら今日の朝、優しく職員室を教えてくれた女の子が可愛らしい弁当箱を持って真理亜に話しかけて来た。
「…」
案の定、真理亜は女の子を無視し自分の弁当を食べ始める。
いくらなんでも、無視はないだろ…
人事みたいなことを考えていたら女の子は顔を伏せプルプルと小刻みに震えていた。
泣いているのか?と思ったら行き良いよく顔を上げて荒々しく
「今日という今日は意地でも一緒にご飯を食べます!」
と、真理亜に宣戦布告をした。
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