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僕はここにきた、自殺しようとした理由を話すことにした。
「もう生きる理由がなくなったから…
友達って言える友達も片手で数えられるくらいだし…
両親もいない」
「両親は亡くなったの?」
「僕は捨て子なんだ、生まれてちょっとしてすぐに施設の前に捨てられた…
…」
僕が一方的に喋り終えると彼女は暗い顔をしていた。
「で、君はなんでここに?」
「え、それは…秘密!」
「はぁ!?」
僕が反抗するより早く彼女は僕の言葉を遮った。
「そんなことより自己紹介が先だよ!」
そんなことって…
「私は九重院 真理亜
アナタは?」
「僕は辰川 総」
「総か、よし!今から私の家に来なさい!私が生きる理由をあげるから!」
生きる理由ね…
行ってみるか……
「拒否権はないんだろ?」
「もちろん!」
こうして僕は九重院 真理亜の家に行く事になった。
……ここまでが昨日の話し。
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