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「女性は裸より、下着姿が魅力的だな」
そうカルテロは言うと、
「B!」
と叫び、あたしの後ろに茫然と立ち尽くしている金髪男…Bを呼ぶと、Bは我に返りカルテロに駆け寄った。カルテロの指示で、Bはあたしを柱に連れて行き、両手を頭の上の方に上げて柱に縛り付けた。
「ロープをほどけるんだな。では、B。ロープをしっかり掴んでいろ。少しでも緩めたら、朝日は拝めないぞ。明日からこいつには手錠を用意しておけ」
とカルテロが言うと、
「イエッサ!!」
と言ってBは頷き、あたしの腕をきつくロープで結び、柱の裏側でしっかりと押さえた。あたしの腕はびくともしなくなって、思わず舌打ちをした。
「何する気よ!!離してよ!卑怯者!!いつもいつも裏から手を回して、やり方が卑劣なんだよ!!」
とあたしが怒鳴ると、カルテロはまだ表情を変えない。
「この状態になっても、まだそんな強情を言うか。だがいつまで持つかな」
カルテロは瑠生の首筋をペロリと舐めた。
「やめてよっ!!」
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