5 復讐のLiberty

7/25
前へ
/276ページ
次へ
「待ってください!!もう飛行機ないですよ!落ち着いてください!!俺にもっと、詳しくわかりやすく説明してください!!」 「話してる時間なんてない!離せッ…!」 と俺はヒロの腕を振り払って出ていこうとすると、 「匠さん…!」 とヒロがさらに呼び止めた。が、突然誰かが俺の頬を平手打ちして、俺とヒロは驚いて《その人》を見た。 「匠、やっぱりパニくってるわね」 そう言って現れたのは、遥だった。 * 事務所に再び戻り、遥は俺の肩を押してソファに座らせると、コーヒーをいれて俺とヒロに出してくれた。 「瑠生がアメリカに連れていかれた。となれば、匠は、アメリカに行くことを望むでしょう。だから、新たなミッションが言い渡された。香織さんから、私が一緒にアメリカについて行くように言われたの」 と遥が言うと、俺とヒロは驚いて遥を見つめた。
/276ページ

最初のコメントを投稿しよう!

577人が本棚に入れています
本棚に追加