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「よし、行くぞ!」
左腕の盾から剣を引き抜き、敵へと迫る。
そのまま剣を振る。敵も応戦してくる。
剣と剣が交わり、火花が散る。
何度となく、刃が交わり合う。
「なら、これで!」
盾で敵を突飛ばし、怯んだところを剣で突く。
ものの数分の出来事だった。
「よし!」
岩影に隠れ、士の戦いを見ていた私は、その戦いぶりに驚いた。
「戦い方は滅茶苦茶だけど……。初めてなのにここまで出来るなんて……」
私でも上手く扱えなかった《ナイトジャスティス》をこうも扱いきれるなんて……。
もしかしたら、彼が私の探していた人なのかもしれない。と、考えていると、《ナイトジャスティス》はこちらに引き返そうとしていた。が、その時、新たな敵が現れた。
「あれは……!」
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