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‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐◎Yuto side
僕は病気だ
病名ははっきりしていないが
徐々に徐々に、体が
動かなくなっていく病気。
もうすでに、動かなく
なっている。
下半身だ。
病気のことを恋人の
山ちゃんに話した。
そしたら、別れよって
さよならのとき辛い
思いしたくないから‥って。
僕‥死なないよ?
病気のこと、JUMPのメンバー
にも話した。
そしたら、翌日から
僕のこと無視。笑っちゃう
裕「ね、高木くん?」
高「‥‥‥‥。」
スタスタ...
ほら、直ぐに目を逸らして
他の場所に行っちゃうんだ。
でも、唯一薮くんだけは
返事をしてくれた
だから、屋上に
連れてってって頼んだ。
薮「はい、着いたよ」
裕「ありがと...っ」
薮「‥裕翔?」
裕「..や..っぶ..くっん...っ」
薮「裕翔‥」
裕「僕、辛いよ..っ
もうっ我慢できないよ」
薮「‥‥メンバー‥だろ?」
裕「うっ..ん」
薮「皆が冷たくしてるのは
裕翔のこと嫌いに
なったわけじゃない。
優しく接して、傷つけ
ないために。裕翔は
優しいから気使わないで
って言うでしょ?」
裕「たっ..ぶん」
薮「だからだよ。
優しく接して裕翔を
傷つけたくない。
悲しい思いに
させたくないから。」
裕「ぎゃ..っくに悲しい‥」
薮「しょうがないよ。だって
あいつら裕翔みたいに
器用じゃないんだもん
裕翔と違って
不器用なんだもん。」
不器用‥‥‥
裕「山ちゃ..わ?」
薮「体が動かなくなっていく
裕翔を見てくのが
辛いんだろ。
あいつだって、まだ
裕翔が好きだ。」
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