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一｢だっ誰だよ…｣
亘｢寝てるみたいだけど…｣
裕｢章､この人は…｣
章｢ひろったのぉ｣ﾆｺｯ
｢｢｢拾った!?｣｣｣
章ちゃんが拾ったの!?
裕｢でも章が運べるわけないから…まさか明兄が誘拐!?｣
明｢んなわけないやろ！｣
裕｢俺､お手伝いするから捨てんとってやぁぁ！｣
明｢誰も裕介を捨てへんから…｣
裕｢明兄！｣
一｢現実戻ってきてー｣
｢｢あ｣｣
明｢ちゃうねん｡章が玄関前でこいつが倒れとるとこ見つけたんや｣
一｢誘拐じゃないんだな｣
裕｢明兄は､そんなことする人やないわ！｣
亘｢裕介兄ちゃんもさっき疑ってたよ!?｣
裕｢…うぅ｣
明｢ボロボロで可哀想やから家に入れたんやけど…｣
亘｢…人見知り？｣
明｢おん｣
明兄ちゃんは極度の人見知り
一｢それにしても起きねぇな｣
章｢おきてー｣ﾍﾟｼｯ
亘｢こら｡叩かないの｣
｢……ん｣
倒れていた人が意識を取り戻した
明｢俺､はっ話さんからな！｣
裕｢明兄の人見知り！｣
一｢とか言いながら裕兄も､離れてんじゃん！｣
章｢にーに！｣
亘｢ちょっみんな逃げないで！｣
みんな台所に隠れてしまった
章ちゃんは、ただみんなに着いていっただけだけど
亘｢…大丈夫ですか？｣
｢…ｯ…ん｣
｢………｣
どっきゅーん！
亘｢ん？｣
一｢は？｣
裕｢へ？｣
明｢え？｣
章｢むぅ？｣
…どっきゅーん？
．
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