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「…あの土方さん、昨日は本当にすみませんでした。私になにかようがあってわざわざ島原まできてくれたというのに…」
「あぁ気にするな突然行ったのは俺だ。…おまえあんな夜にどこに行ってんだ?まめに出掛けるからしいじゃねーか」
「ちょっと…いつも島原の仕事で忙しいので心を休めに行ってるんです」
「ふーん」
「それはそうと私になんのようですか?」
「あぁ実はこれをおまえにと想ってな」
と土方は少し大きめの箱を渡した
「?………!こんな高そうなものもらえません」
舞は中を見て驚いた
中には高そうな赤い着物があったからだ
「気にするなそれはこの前の礼だ」
「礼って…私はただ土方さんに傘をかしただけでそれだけでこんな物もらえません」
「十分だよ。それもらってくれ。それにおまえきっと赤い着物似合うぞ」
「しかし…」
「俺がそれ持ってても仕方ねーだろ」
「…わかりました。…ありがとうござます」
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