戻れない過去,似ていた未来

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「……土方さん」 「なんだ」 「腹が立つのはわかりますが落ち着いてくれません?」 「は?」 「殺気を押さえろと言ってるんです。無意識ですか?」 「……」 総司に言われ始めて築いた 俺はいつの間にか殺気を出していた 「谷村さん…苦労したんですね」 「あぁ…」 過去が暗いだろうと想っていたが暗すぎる 大切な人を失い 利用され裏切られ それなのに新撰組の心配をしてくれる 笑っていられる 強いなんてもんじゃねー 「…何だろうな」 「え?」 考えていた土方はとっさに口を開いた 「なんだか谷村を見てると…」 「…?」 「いや…何でもねー」 ¨守りたい¨土方はそう思った。 今にも消えてしまいそうな舞を…… どこからわいてくるのか分からない気持ちが土方の中をグルグルかき回していた 「……………谷村…舞」 土方がこの気持ちの名前を知るのはもぅ少しさき
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