築いた気持ち

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そしてそれから2日後の夜 土方は舞がいた川岸にいた 2日間舞が頭から離れず仕事が手につかない状態だった 「フー…」 煙管を吸いながら桜を見る土方 「…………」 「土方さん?」 舞の声がした 「よぉ…」 振り返るとやはり舞がいた 土方が送った赤い着物をきて 「どうなさったんですか?」 「いや…散歩がてら桜を見ようと想ってな」 とっさに嘘をつく土方 「そうなんですか…」 「……………」 「…………なんです?」 「あっいや何でもねー」 土方は舞に見取れていた 普段は緑や青の暗い色の着物しか着ない舞 それが赤い着物になり舞の白い肌や顔立ちを引き立たせていたからだ 散ってゆく桜が舞をよりいっそう美しさをひきたさせる
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