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にっこりと笑う舞
ドクン……ドクン
「っ…………」
土方は今まで感じたことのない気持ちに戸惑った
「どうかなさい…う…っ…」
「谷村?」
「あっ…うぅぅう¨」
フラ
「!おいっ」
苦しみながらたおれる舞
しばらく土方が背中をさすると舞は落ち着きを取り戻した
「ハァハァ…すみません」
「いや俺は大丈夫だ。お前は?」
「私も大丈夫です。雨に当たって体が冷えたんでしょね。温度差に体がついていかなかったみたいです」
土方が舞を支えているとふぃに首に目がいった
普段はわからないが近くで見るとわかる無数の傷跡
中には先日の傷跡もあった
「土方さん?」
黙ってしまった土方を舞が不思議がる
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