築いた気持ち

10/12
前へ
/103ページ
次へ
目を見開いたまま固まる舞 「今…………なん…て?」 ようやく出た声も消えそうに小さく細い 「俺はお前に惚れてる」 「…嘘…」 「嘘じゃねー本当だ」 「そんなだって…私みたいな女が土方さんに好かれるわけ…………答えと違う」 「答え?」 「土方さんはもてるし新撰組の副長さん…だから私なんて目にもとめないと…」 「…お前が言ってたもう答えが出てる事って…」 「貴方への思いです…土方さん……私は新撰組を調べ初めてすぐです…新撰組のため…仲間のために鬼になる貴方を見ていて…最初は山中さんに影を重ねました……でもいつの間にか貴方を見ていました」 微笑む舞 「どうしても新撰組役にたちたくて…でも何もできなくて…だから私あの日土方さんに声をかけたんです。」
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

610人が本棚に入れています
本棚に追加