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その日
舞は島原でお客さんにだす酒を注文しに買い物をしていた
「ありがとうございましたー」
「どうも」
注文が終わり足早に島原に帰る舞、君菊に体が前より弱っているから買い物は早く終わらせるように言われたのだ
土方と夜をともにしてから4日がたっていた
夜にあの桜の下であい話をするのが日課だった
(早く土方さんに会いたい…)
舞は空を見上げながら思った
――ドクン
「!!」
微かに動いた心臓
「発作…?……早く帰らないと…」
舞は普段は気持ち悪くて通らない細道に入った
島原までの近道だ
舞が細道に入り曲がり角を曲がった瞬間
ガシ!
「キャ!」
突然後ろから両手をつかまれた
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