本性

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本性

私はある日、隼人とメールしていた。隼人のメールの内容が、あまりにも手抜きで、すごく短文だった。絵文字もない。 隼人は私の事を好きじゃないのか?そんな不安が頭を過った。私はメールで「私の事ほんとに好きなの?」そう送ってしまった。ピタリとメールがこなくなった。仕方ないので私はお風呂に入りにいった。お風呂の中で私は不安に押し潰されそうだった。こんな気持ち初めてだった。きっと隼人の事がほんとに好きなんだと思う。私はタオルで頭を拭きながら携帯に手を伸ばした。Eメールが一件きていた。それは隼人だった。 恐る恐る内容を見てみると「じゃあ逆に聞くけどお前はどうなんだよ」 そう書いてあった。もちろん好きだった。だから「好きだよ!」そう送った。 3分位すぎるとメールが返ってきた。 「どうせ遊びなんだろ?」そう返ってきた。私「そんなことないよ?隼人の事大好きだよ?」そう送った。しかしその夜はそれっきり返ってくることはなかった。 次の日… 学校につき教室に入った。すると隼人は他の女と楽しそうに話していた。 すると私の肩をポンポンッと誰かが叩いてきた。私の親友だった。するといきなり「隼人あの子と付き合ってるんだって…。琴美大丈夫?」そう言ってくれた。私「うん」、大丈夫なはずもない私は嘘の笑みを浮かべながらそう答えた。 「もう終わったんだ」そう心の中で思った。 その後聞いた話しによれば、(隼人が私が遊びで隼人と付き合い、隼人が遊ばれた)そういう噂だった。 これは全て隼人が流した噂で、全て嘘だった。 私はその日から周りからの目が酷くなった。 隼人は私を遊ぶだけ遊んで…簡単に言えばやって終わり(Hして終わり)そういうことだった。 私はどうすることもできず、ただただ隼人が憎かった。でも大好きだった…
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