一難去ってまた一難?

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「何で礼人に……?」 今にも飛び掛りそうな勢いの京。 一方、鬼原は 「礼人には俺に借りがあんだよ」 涼しい顔でにやにや。 「借り……?」 一瞬、礼人を見る京。 「さっき、俺様がお前にわざわざ喧嘩吹っかけたろ? あれ、俺がなぜあそこに居たか判るか? それは、お前を探して見つけたんだ。 どうして探したか判るか?」 礼人を見ながら 「一日、俺様の言う事を聞く代わりに お前を探してたって訳だ」 「……は?!」 ビクッ!! 「なので」 グイッ!! 「無事にお前を見つけたので 今日一日、俺様のモノだ」 ペロリッ 「うわっ?!」 一瞬で鬼原に抱き締められた礼人の頬を舐める。 「てめぇっ?!」 「おっと!」 殴り掛かろうとした京だが、 礼人を前に出し、寸止めさせる。 「殺す!!」 苦虫を噛み潰したように悔しがる京。 「こういう約束させたお前が悪いぜ。 お前が愛しい礼人から離れたせいで」 「っ?!」 一瞬の隙。 見逃さず鬼原は京を突き飛ばし 「ちゃんと明日には返すから ……あ、五体満足かは保証しないがなっ!」 ダッ!! 礼人を連れ、無事に京の家から脱出した。
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