三章 出会い

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「この名前の人は?」 咲也が少年に訪ねるとすぐに答えてくれた。 「それは俺の姉貴です。今ではたった一人の家族なんです。だからどんな手を使っても助け出したいんです。」 少年は拳を強く握りしめた。怒りが込み上げているのが分かる。 「俺は彼女を人質にとられてね。一刻も早く助けてやらないといけない。」 咲也にもかなりの怒りが込み上げてくる。すると、少年が話しかけてきた。 「もし良かったら俺と同行動しませんか?そっちの方が安全だと思いますしルールには同行動は可能と書いてありまから。」 「あぁ。そうだな。」 咲也はそれに深く頷く。
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