序章 訪れる悲劇

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カーテンの隙間から日が差し込む。 その朝日で目覚めたのは、荒木 咲也(あらき さくや)だ。 大した特長もなく、勉強は中の中、スポーツはまあまあ得意と言ったところの平凡な少年である。 今日もいつもの用にベッドからだるそうに起き上がり、頭をかきながら階段を下りて行く。 しかし、一階に下りたがいつものように静かだった。 それもそうである。両親は二人共が出張に出ていて居ない上、兄の亮介は外国のホームステイで家には居なかった。 そんなとこはもう慣れている咲也は、いつもどおりの用に朝食を食べ、学生服に着替え学校に登校する。
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