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「いつもいつもだるいなあ」
そう呟きながらも学校に行く。
「今日は、気分乗らないし、屋上で寝てよ。」
校門をくぐり、すぐに屋上に向かって行った。
影になっている所にスクールバッグを枕代わりにしてすぐに目を閉じた。
すると誰かが屋上に来る音が聞こえた。その人物が咲也の視界に入った時、少しため息が出た。
「あっ!いたいた。」
その人物は咲也の幼なじみでもあり彼女でもある海道 春菜(かいどう はるな)だった。
「何だよ?」
だるそうに尋ねる咲也。
「だって教室居なかったから…。それに、大体教室居ない時は、いつもここに居るから来てみたの。」
そう言いながら春菜は咲也の横に歩いて来た。
「お前、授業あるんだから行けよ。」
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