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「戻るまで教室行かないから。」
咲也はまたため息が出る。
「後で必ず戻るからお前は、戻ってろ。」
「…わかった。絶対戻って来てよ。」
春菜はそう言い残し教室に帰っていった。
咲也は春菜に見つからないような所に移動して、また眠りについた。
咲也は校庭から聞こえる声で目を覚ました。
ゆっくり起き上がり校庭を見ると、部活はもう終わりかけで、日もかなり落ちてきた。
「こんな時間だったなんて…、早く帰るかな。」
急ぎ足で校庭を出た。
そして、次の瞬間…後ろから後頭部を何かで殴られ気付く間もなく倒れ込んだ。
「う…。」
咲也はその人間が誰かなのかわからなかった。
「…捕獲……完了…」
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